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トピックス

観劇同好会からのお知らせ

《金毘羅歌舞伎のご案内》

日時:平成25年4月6日(土)7日(日)
場所:香川県仲多度郡琴平町
観劇:『第29回四国こんぴら歌舞伎大芝居
市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露』
第1部

一、『 鳥辺山心中 』

将軍徳川家光に従って上洛した旗本菊地半九郎は、祇園の若松屋抱えの遊女お染と恋仲になります。やがて江戸へ帰ることが決まり、お染を身請けしようと考えていた半九郎ですが、些細なことから朋輩の市之助の弟源三郎と争いになり、激しい斬り合いの末殺してしまいます。進退窮まった半九郎はお染と共に死を決意し、春の晴れ着を死装束に鳥辺山へと向かうのでした。

二、『 義経千本桜 川連法眼館の場 』

川連法眼に匿われている源義経のもとへやってきた佐藤忠信に、義経が伏見で託した静御前のことを訊ねますが、忠信は覚えがない様子。義経が不審に思うところ、静御前と忠信の参上が告げられます。ひとり現れた静御前は、自分の供をしていた忠信と、目の前の忠信の様子が違うと言い、義経は静御前にもうひとりの忠信の詮議を命じます。初音の鼓を打つと姿を現した忠信に、静御前が斬りかかると…。
「川連法眼館の場」は、義太夫狂言の三大名作のひとつ『義経千本桜』の四段目の切にあたることから、通称「四の切」と呼ばれています。初音の鼓を慕う仔狐の姿に、人間の親子の情愛を重ねて描き出した名場面を、猿之助が澤瀉屋型ならではの数々の仕掛けや早替り、宙乗り狐六法などケレン味溢れる演出でご覧に入れます。